手紙には「頭語」から始まり、「結語」で終わるという書き方の基本ルールがあります。面倒なようですが、基本を知っておくと、目上の方やあらたまった手紙なども、スムーズに書くことができます。
手紙は、①前文(頭語・初めのあいさつ)②主文(起語・本文)③末文(結語・結びのあいさつ)④後づけ(日付・署名・宛名)⑤別記(追伸・添え書きなど)の5つのグループで構成されています。
書き方のポイント
・文字の大きさは、罫線の両側に少し余裕を持たせる程度がベスト。
・相手の名前を行の最後に書いたり「御、貴」など、相手を尊敬する言葉を行の終わりに持ってきたりするのはマナー違反です。
その逆に、自分に関係する文字(私、妻が、夫が)などを、行の頭に持ってくるのもタブーです。完全にしようとすると無理が生じるので、相手に失礼にならない程度の気配りを。
・単語は割らないこと。人の名前、地名、数字、おめでたい言葉や熟語などは2行にわたって書かないこと。2行にわたりそうなときは、その前で改行して。